子どもが主体の創作展に! 1月18日(土)

 

現在の教育観から考えると、よりよい創作展とは、「子どもが自分の発想、自分の力で作り上げていく創作展」だと思います。
どの行事でも同様に、保育者の適切なサポートはもちろん必要ですが、「つねに子どもが主体であること」が子どもにとっていちばん楽しい創作展であり、子どもがひとまわり大きく成長できる創作展にもなります。
そう考え、私たちが、めざした創作展は子どもが主役の創作展です。

すずらん組 絵具で屋根の模様をつけよう!

すずらん組 絵具で屋根の模様をつけよう!


本来、子どもはたくさんのアイデアやすばらしい感覚をもっています。
このアイデアや感覚は、子どもがわくわくできること、楽しいと感じられることに出会ったときに自然とあふれ出てきます。
創作展に向けて、まず子どもの心をはずませるようなテーマを選ぶことから始めました。
子どもたちが今、興味をもっているものは何か、関心を寄せているあそびは何か、どんなことをやりたがっているかなど、子どもの心が向いている方向や育ちを保育者がしっかりとつかんでおき、年齢によっては子ども同士の話し合いによってテーマを決めました。
日ごろから子どもと同じ目線で生活し、活動しながら、子どもの心の動きや育ちをとらえました。
実物を見たり、体験できたりする場を設ける
子ども主体の創作展にするには、子ども自ら「こんなものをつくりたい」というイメージをもつことが大切です。
そのために必要なのは、見たり、聞いたり、触ったりという「実体験」です。体験から得た感動は制作活動へのエネルギーになります。子どもたちの作品が生き生きとしているのは、そんなわくわく感が表れているからです。
こすもす組 リアルな犬ができそうだ

こすもす組 リアルな犬ができそうだ


話し合いや体験を通じて、個々のイメージを共有化
テーマが決まって、そのテーマから子どもが抱くイメージはそれぞれ違います。
例えば、「大好き」というテーマから食べ物や乗り物を思い描く子もいれば、家族をイメージする子もいます。
ある程度子どものイメージをまとめてから具体的に作品作りを進めていきました。
この「イメージの共有化」こそ、共同制作の醍醐味なのですが、しかし、ここでも主体はあくまでも子どもたちです。保育者の完成されたイメージを押しつけてしまわないよう注意しました。
実物を見たり、触れたりして実際に体験することは、イメージの共感や共有化に役立つだけでなく、作品を作る際の大きな原動力にもなります。もちろん、まだ子どもたちだけの話し合いでイメージをまとめていくのは難しいので、保育者が助言やかじ取りをしながらサポートしました。
まずは小さな個人作品から
最初からみんなで大きな作品作りに取りかかるのではなく、まずは一人ひとりが自分のイメージで作ることができる小さな作品から作りはじめました。
個人制作は「自分の作品」として愛着や思い入れも強くなります。そこから、みんなで作る大きな作品に発展させることで、子どものモチベーションは高まりました。
子どもの活動を見守りながら、ここぞというときにサポート
保育者が口や手を出しすぎると、子どものイメージを消してしまうこともあります。
子どものイメージに近い作品を作るためのサポートに徹しました。
制作に行き詰っている子には、素材や作り方について助言したり、うまく活動に参加できない子には、その子なりの参加のしかたを提案したりしながら、活動を促しました。
次第に、自分の作品を家族はもちろん、たくさんの人が見にきてくれる、ということで子どもは「もっとすごいのを作ろう」「これを見てもらいたい」と、やる気十分となりました。
おうちの人が認めてあげること=自己肯定感を育てること
ここで、是非、お家の方にお願いしたいことは、子どもたちのやる気を十分くみ取って、たくさん「ほめほめ」してほしいということです。
大人の目線では物足りなく思う作品に見えても、子どもにとってはこだわりをもって創り上げた大切な作品です。
是非、お子様の作品への思いを共感していただき、保護者の方も子どもの目線でよさをいっぱい見つけてほしいと思います。
子どもたちの作品にキラリと光るものを探しに創作展にお越しください。

カテゴリー: イベント — kibou @ 2020年01月16日 (木) 4:53 PM